放置すると身体に悪影響が?眼精疲労!

現代は人類史の中で一番、目をよく使っている、あるいは目に疲れをためている世代だといえると思います。もちろん、今後もデジタルは進化を続けVR(バーチャルリアリティー)が当たり前な世の中になればより目の疲労は増していくと思いますが、現代でも朝にアラームで目が覚めた時からパソコンやスマホの画面を見通しだという方、多いのではないでしょうか?

アラームで目が覚めた後は、メールをチェックして緊急の内容が無いかを確認し、通勤時は暇つぶしにスマホでニュースやゲームをして、会社についたらパソコンを使用して、休憩時間にはやはりニュースサイトやゲームをして時間を潰す、さらに夜、家に帰ればテレビをみたり、パソコンで動画を再生したりと、もはやスマホと一緒に生活をしているといっても過言ではありません。

そう考えてみると眼精疲労は起こるべくして起こる、現代病の一種とも言えますね。今回はそんな眼精疲労がどういった原因で起こっていて、何に気を付ければいいのか?そんな内容の記事を書いていければと思います。それでは始めてまいります。

眼精疲労?疲れ目?

よく眼精疲労と疲れ目がごっちゃにされる場合がありますが、実はこの二つは、目が疲れる、目の奥が痛い、といった症状もよく似ていて、簡単に言えばその症状が何日も続いている場合は眼精疲労、寝れば治るような症状であれば疲れ目といった感じで分けられているようです。

では眼精疲労の正体は一体何かというと、これは眼球の奥にある毛様体筋(もうようたいきん)という筋肉が疲労していることが原因で起こります。この筋肉は普段、遠いものから近くのものを見る時にピントを調節したり、暗い場所から明るい場所に移った際、瞳孔(どうこう)の大きさを調節する時に使用されている筋肉です。

この筋肉が疲労していくと先に上げたように目が疲れたり、目の奥が痛くなってみたり、目がしょぼしょぼしたり、目の焦点が合わない、あるいは焦点が合うのが遅い、目が渇く、涙が出るなどの症状が現れるようになります。

目が実は筋肉が動かしているというのは考えてみれば当然と思うかもしれませんが、意外と多くの方がその構造はご存知ないと思います、そして筋肉があるということはそこには肩や腰と同様に血流が通っており、神経があります。

また筋肉は使用を続けると硬くなる性質がありますので、疲労によって硬くなった筋肉によって血流が悪くなったり、神経が圧迫されることで眼精疲労が起こるのです。

眼精疲労は自律神経の失調でも起こる?

目は自分自身の意志によって動いていますが、その動きを司っているのは自律神経だといわれています。自律神経とは昨今、よくメディアにも取り上げられるのでご存知の方も多いと思いますが、心臓や内臓を動かしたり、夜になれば自然とリラックスした状態になって眠気を誘ったりする私たちの身体には欠かせない神経です。

この自律神経の乱れも眼精疲労を引き起こす要因の一つといわれ、それについては下記サイトを引用してみようと思います。

目のピントには自律神経が関係している

目のピントには自律神経が深く関係しています。自律神経には活動時に優位になる交感神経と、リラックスしているときに優位になる副交感神経があり、身体のオンとオフを切り替えるスイッチとして働きます。

遠くを見るときには交感神経が優位になります。交感神経は、活動しているときに優位になり、目や身体を緊張させるように働きます。逆に近くを見るときには目や身体をリラックスさせる副交感神経が優位になります。

交感神経と副交感神経がうまく切り替わることで、目のピントを正しく調節できるのです。しかし現代社会に生きる人々は、自律神経のバランスが崩れやすくなっています。例えば仕事をするときには交感神経が優位になることが正常ですが、デスクワークでパソコンを操作していると、近くのものを見ることになるため副交感神経が優位になります。このような自律神経のバランスが崩れた状態が長く続くことで眼精疲労になるのです。

引用:Menicon

まとめ

今回はパソコンやスマホを使いすぎることによって起こる眼精疲労について記事を書いてまいりました。文中にもありますが、目を動かしている筋肉は昨今、事あるごとに使用され、非常に疲れやすい状態にあると言えます。

またよく眼精疲労が起こると一緒に肩こりも起こるといわれていますが、これには因果関係はなく、集中することで知らず知らずのうちに姿勢が崩れたり、そのままの姿勢で長時間作業を続けてしまうことによって起こるといわれています。

いずれにしても長時間集中を続けることは眼球にも身体にもいいことではありませんし、目の疲労は脳にも影響を及ぼして頭がぼーっとしたり、集中力が切れるのが早くなったりもします。ですから仕事中でもプライベートでも一時間に一度は休憩をはさんで画面を見ないようにしたり、ストレッチをして身体や目をほぐしてあげることをおすすめします。

眼精疲労

Posted by aoi-staff