足に起こる突然の激痛!痛風の原因や予防法は?

が近くなると忘年会や年末年始など何かにつけて暴飲暴食をしてしまう時期だと思います。もちろん身体に関することであれば一か月だけ暴飲暴食したとしても対して変化はないものですが、普段から不摂生が溜まっているとそういった習慣の付けが引き金となり身体に影響を与えることがあります。

今回は古くは贅沢病ともいわれていたプリン体を多く含む食材を食べ過ぎる、ビールを飲みすぎる、あるいは身体を鍛えたり、スポーツをやり過ぎることなどによっても起こる痛風について記事を書いていきたいと思います。

昔は痛風といえば先のような食材を多くとっている肥満体系の方によく起こるようなイメージがあったかと思いますが、少し前に身体をよく鍛えているお笑い芸人の方にも発症したように、痩せているからといって常に身体を鍛えて、鶏のささみのように高たんぱく低カロリーの食材ばかりを摂取していると痛風を発症することがありますから、当記事をお読みいただき、思い当たる節がある方は食生活や習慣に注意するようにしましょう。それでは記事を始めてまいります。

痛風とは?

「風が吹きつけるだけでも痛い」という意味から名づけられた「痛風」は、足などの関節に激痛が走る疾患で、最も多いのは足の親指の付け根、他には足の甲やアキレス腱、くるぶし、膝関節、更には手、肩の関節に発症することもあります。

前兆となる症状がないため本人にとっては突然起こる激痛と腫れで、歩けないほどの痛みを伴うこともあるのですが、しばらくすると治まっていき、その数日後、多くは10日前後には症状が完全に消えたかのようになります。しかしそのまま放置していると1~2年以内に再び痛みの発作が起こり、これを繰り返していくうちに発作の間隔が短くなり悪化していく、というのが特徴です。

痛風の原因は?

痛風の原因とされる「尿酸」は、プリン体というエネルギー物質が分解されたときにできる代謝物で、健康な人であれば体内に溶けた状態でおよそ1200mgが蓄積されています。ところがこの基準値を超えて大量に蓄積されるようになると尿酸は結晶になり、体の関節に沈着してしまうため、これが痛みを引き起こす原因となるのです。

尿酸が増えてしまう理由は、体内で作りすぎてしまうか体外への排泄が滞ってしまっているかのどちらかですが、多くの場合は前者、つまりプリン体を摂りすぎているために尿酸が多く作られてしまっている場合が殆どです。例えば脂肪やたんぱく質の多い肉類やレバー、カツオなどの食品はプリン体を多く含んでいますし、ビールをはじめアルコールはそれ自体プリン体含有量が多いうえ、腎臓機能を低下させることで尿の量が減る、つまり尿酸が体から排泄されにくくなるために、体内の尿酸値を上げてしまいます。

またこのような高カロリー・高たんぱくな食事ばかりとっていると肥満になりやすく、肥満になると尿酸値を上げやすい体質になってしまうという悪循環が起こります。加えて高脂血症や糖尿病なども併発しやすいため、動脈硬化により脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な病気にまで発展してしまう危険性もあるのです。

痛風を予防するには?

日ごろから高脂肪・高たんぱくな食事アルコール摂取に注意し、摂取カロリーを調整して体重を管理することが大切です。成人男性の1日当たりの摂取総カロリーの理想は「体重(㎏)×25~30㎉」と言われていますから、例えば体重70㎏の人は1日の総カロリーを2100㎉以内に抑えることを意識しましょう。

または肥満やストレス解消に適度な運動をすることもお勧めです、しかし筋トレのような無酸素運動は逆に尿酸値を上げてしまうため、ジョギングや水泳などの有酸素運動を行うようにしましょう。他にも痛風を予防するためには尿酸値を下げることを目的に毎日、二リットル以上の水分を摂取することも大切です。

尿酸は排尿する以外に体内から出すすべはありませんから、身体の中に入る食事に気を付けると共に、身体から出すことも大切であると覚えておきましょう。

まとめ

今回は風が吹いただけで激痛が走るといわれる痛風について記事を書いてまいりました。経験者から言わせると二度と起こってほしくないといわれるほどの激痛ですから、日ごろから注意して痛風にはかからないようにしましょう。

それでは最後に痛風を予防する効果が高いとされる食品もご紹介しておこうと思いますので、是非、普段から摂取するようにしてみてください。

・コーヒー

・チェリー

・ビタミンC

・乳製品(特に低脂肪のもの)

・食物繊維

は痛風リスクを下げる報告があると記載されています。

ビタミンC、食物繊維が摂れる食べ物は以下のようなものがあります。

<ビタミンC>

キウイフルーツや甘柿、レモンなどの果物、ブロッコリー、ピーマンなどの野菜、じゃがいもやさつまいもなどの芋類

<食物繊維>

ごぼうや切り干し大根などの野菜、きくらげやしいたけなどのきのこ類、わかめやひじきなどの海藻類、果物

さらに、下記のような食生活についても尿酸値を下げることがわかっています。

・果物、野菜、ナッツ類、低脂肪乳製品、全粒穀物(玄米、オートミール、全粒粉の小麦、ライ麦など)、豆類、魚類をバランスよくとる

・あわせて肉類や食塩、甘味飲料、菓子類の摂取を減らす

引用:トクバイニュース

URL: https://tokubai.co.jp/news/articles/5198




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Posted by aoi-staff