ついつい食べ過ぎてしまう…その原因は猫背かも?正しい姿勢はダイエットにも欠かせない!

2018年7月22日

旬の食材が多く、食欲がそそられるこの季節。

気が付いたら2~3キロ体重が増えていた…という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

たしかに秋はついつい食べ過ぎてしまう季節ですよね。

実は、正しい姿勢で食事をすると食べ過ぎを防ぐことができるんです。

 

食事中、猫背になっていませんか?

みなさんは、食事中背筋が伸びていますか?

ついつい食べ過ぎてしまうのは、それだけ入る余裕があるということです。

 

背中を丸めて、猫背になってみてください。

背中が丸くなるのはもちろん、お腹が緩み前に出てくるのが分かると思います。

丸くなってる背中と前に出てきたお腹。

ここが食べ物が入るスペースとなるわけです。

つまり、猫背になって食事をすると、入るスペースが余分にあるのでどんどん食べてしまうのです。

 

また、食器を手に持たず、テーブルに置いたままで、顔を近づけて食べることを「犬食い」と言います。

昔から不作法なこととされているこの犬食いも食べ過ぎの原因です。

どうしても勢いで食べてしまうので、食べる速度が速くなり、満腹感を感じるまもなく、気がついたときには食べ過ぎの状態になってしまうのです。

 

食べ過ぎを防ぐには正しい姿勢でいることが大切!

食べ過ぎを防ぐために、まず大事なのが正しい姿勢でいるということです。

猫背になっていると食べたものが胃に流れる時間が長くなり、満腹のサインが出るのが遅くなります。

背筋を伸ばすことで、食べたものがスムーズに流れるため、満腹のサインに早く気づくことができるのです。

また、姿勢を正し、お膳から顔を遠く離して食べると、勢いで食べることがなくなり、ゆったり落ち着いて食べることができるようになります。

 

人間は物を食べて胃が拡張すると背中が張ってきます。

こうなると背中を真っ直ぐに立てているのが辛くなり、背中を丸くした姿勢が楽になってきます。

つまり、食べている途中で猫背の姿勢の方が楽だと感じているときには、実はもう食べ過ぎているのです。

無意識に背中が丸くなってきたなと感じたら、そこで食べるのをやめると良いでしょう。

 

猫背は消化不良を引き起こすことも…

猫背は、消化不良を引き起こす可能性もあります。

 

食べ物を消化して、栄養として吸収してくれる胃と腸。

胃腸が収まっている場所は、横隔膜の下にある腹腔と呼ばれるスペースです。

ただし、収まっているといっても、常に一定の位置にあるわけではなく、体の動きに合わせて腹腔内で柔軟に動けるようにできています。

猫背などによって、胃腸が窮屈な状態が続くと、その分胃腸が圧迫されてしまいます。

胃腸が圧迫されると、下痢や便秘など消化不良の原因となる場合もあるため注意が必要です。

 

また、胃腸の不調が続くと、胃腸をかばうように背中を丸めるようになり、猫背をさらに悪化させてしまう悪循環に陥ってしまうことも…。

姿勢が良くなると、自然と消化力がアップします。

 

テレビを見ながらの食事も食べ過ぎの原因に…

食事中、次のような癖がある方は特に注意してください。

 

・背中が曲がっている

・肘をつく

・テレビを見る

・足を組む

・横になりながら食べる

 

これらは、消化不良の原因となります。

 

横になりながらものを食べる場合、胃酸が逆流してしまうことも。

悪化すると「逆流性食道炎」という病気を引き起こすことがありますので、ものを食べるとき、ものを食べた直後は横にならないようにしましょう。

 

食事中にテレビを見ているという方は多いのではないでしょうか?

このような状態では食事に集中できません。

ものを食べると満腹中枢が刺激され、満たされた気持ちになります。

しかし、食事に集中せずにダラダラとものを食べていると満腹中枢がなかなか刺激されません。

このような状況は食べ過ぎを招く原因のひとつとなるので、しっかりと姿勢を正して座り、食事に集中する必要があります。

 

正しい姿勢を膝立ちでマスターしよう!

食事中に正しい姿勢で座るようにするためには、日ごろからの訓練が必要です。

そのためオフィスなどで座って仕事をする人の場合、普段から正しい姿勢で座るように心がけてみましょう。

 

しかし、猫背を直し、正しい姿勢をキープしようと思っても、すぐに実践できるものではありません。

まず、正しい姿勢について理解する必要があります。

 

正しい姿勢と聞いて、多くの人はこのような姿勢をイメージするのではないでしょうか?

 

①背筋をピンと伸ばし、

②お腹に力を入れ、

③胸を張って、

④あごを引く

 

実はこれ、ほとんどの人がしている勘違いなんです。

 

本当に正しい姿勢とは、体に負担の少なく、もっとも楽な姿勢です。

つまり、上記のような無理に背筋を伸ばすものではありません。

 

正しい姿勢のコツ、それは「膝立ち」です。

まず実際に、膝立ちをしてみましょう。

膝立ちをすると、下半身が安定し、背骨がまっすぐな状態になります。

このとき、腰の筋肉を触ってみてください。

筋肉が柔らかくなっていませんか?

膝立ちをしているときは、誰でも筋肉をあまり使うことなく、正しい姿勢になるのです。

これは、膝立ちをしているとき、私たちの体重を支えているのは筋肉ではなく、骨だからです。

つまり、骨にまっすぐ体重を乗せることができれば、余計な筋肉を使わず、正しい姿勢を楽にできるというわけです。

ぜひ実践して、正しい姿勢のコツを自分の体におぼえこませましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

 

ついつい食べ過ぎてしまう…

食後なんだか胃の調子が悪い…

食事の量は十分なはずなのになんとなく満腹感が感じられない…

 

これらは食事中の姿勢によるものかもしれません。

正しい姿勢で食事をとることはダイエットにおいても大事なポイントです。

ただし、いざ良い姿勢でいよう!と思ってもそれをキープするのはなかなか難しいですよね。

まずは、今日からでもすぐにできる膝立ちで正しい姿勢の感覚をつかみましょう。

毎日コツコツ実践し、正しい姿勢をマスターしましょう!