運転中に油断は禁物!!漫然運転による交通事故!!

高齢者ドライバーの事故やブレーキとアクセルの踏み間違いによる建物への衝突事故の報道が後を絶たず、免許の返納制度などに注目が集まっている昨今です。

危険を察知して自動で止まったり、事故の際に人の命を守る技術の進歩などによって死亡事故の発生件数は減少傾向にありますが、やはり園児などを巻き込んだ痛ましい事故が報道されると胸が痛くなるものです。

しかしニュースなどに登場する事故は常にセンセーショナルなものばかりですが、実はブレーキとアクセルを踏み間違える、あるいは大きな死亡事故を起こす割合は圧倒的に高齢者よりも若者の方が多いのです。

今回のテーマでもある漫然運転などは特に、仕事疲れ運動疲れなどボーっとしている時に起こる事故の事を指しており、是非とも気を付けていただきたいと思います。それでは記事を始めてまいりましょう。

漫然運転とはどんな運転?

これは非常に簡単な言葉でいえばボーっとして運転している状態です。わき見運転とはまた少し違います、わき見運転とはよそ見をしている、つまり見えてもいないことを指していますが、漫然運転の場合は視覚には入っているけれど、意識がぼんやりしているため、他の車や歩行者の存在を認識できていないという事です。

長時間運転をしたことがある方はよくお分かりになると思いますが、私たちは普段無意識に見るという動作を行っており、見ているものに対して意識を向けない限り、何を見たかもあまり覚えていませんし、見たものを正しく判断できないことも多いものです。

ですから、漫然運転を行っている時には交通標識一時停止線を見逃してしまったり、運転を誤る車間距離がとても近くなるといったことが起こりやすくなります。

漫然運転の原因は?


運転中にぼんやりしてしまう原因は非常に多くあります、日本ではトラックなどを除いてマニュアル車はごく少数でほとんどはオートマ車です。ということは運転している時はハンドルを握っているか、アクセル、ブレーキ踏んでいるか、前後左右の対向車や後続車の確認を行うぐらいしかやることがありません。

結果、運転に飽きてくると仕事や私生活の悩み、夕飯のメニュー、明日の予定の確認などを考えこんで運転がおろそかになってしまうものです。

また考え事をしているほかにも、余裕慢心も同様です。例えば普段から通っていたり、慣れた道を通る時「この道なら大丈夫」と過信してしまうことで注意が散漫になり、予想外の事態に備える準備を怠ってしまいます。

あるいは同乗者との会話も一つの漫然運転といえます、会話することで睡魔に襲われる心配は少なくなりますが、会話に夢中になってしまうと注意が散漫してしまいますね。他にも最近で言えばスマートフォンが原因になることも多くなりました。

ひと昔前の携帯ならば出来ることは通話とメールぐらいなものでしたが、機能やアプリケーションが増え、色々な方と携帯を通じて会話ができ、電話やメッセージの着信が増えてそれが気になってしまったり、特に最近ではフェイスブックを始めとするSNSに投稿した反応を気にして、運転中、無意識にアプリを開いてしまうことで事故を招くこともあると思います。

あるいは冒頭でも紹介している通り、疲れていたり、睡眠不足の時も一層気をつける必要があります。特にスポーツの練習後などは身体を極限まで追い込んだり、上手くいかなかったことを引きづって集中力が落ちがちですので、気をつけましょう。

 

漫然運転の前兆

漫然運転が始まる時はいくつか特徴があります。例えば決まった車線の間を一直線に走れなくなったり、中央線からはみ出してしまう、うっかり信号前の停止線を越えてしまう、カーブを大きく曲がり過ぎて反対車線に飛び出してしまうなどがあげられます。

あるいはぼんやりとしているのでついついスピードが出過ぎてしまい、ブレーキ操作を誤る、止まると思っていたのに前の車にぶつかってしまう、判断力の低下から信号が変ったことに気づかなかった、赤信号で進んでしまった。などといったことをしてしまいます。

もしも運よくそれらのことで事故を起こさなかったとしても、そのままにせずに必ず休憩を取りましょう

まとめ

今回は誰にでも起こりうる漫然運転の原因や前兆について確認してきました。文中でも触れていますが、漫然運転は疲労運転に飽きてしまうことなどで起こります、何も考えずに運転にだけ集中する、ということは出来ませんが、長時間の運転は休み休み行けるように時間を余分に取ったり、疲れている時に運転する時はいま一度、漫然運転をしないように心掛けてから車に乗りましょう。

他にも身体や精神的な疲れやストレスは他人と話したり、身体をほぐすことでかなり和らぐものです。日ごろから疲れが溜まっている方は是非、当院を訪れてみてください。

交通事故,疲労

Posted by aoi-staff